空家の管理で気をつけて頂きたいこと
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空家は、人が住んでいない期間が長くなるほど劣化が早く進み、売却時の価格にも大きな影響が出てしまいます。
「放置するコスト」が意外と大きいため、定期的な管理がとても重要です。
ここでは、空家を所有されている方にぜひ知っておいていただきたい管理ポイントを分かりやすく解説いたします。
① 定期的な換気で湿気を逃がす
空家は湿気がこもりやすく、放置するとカビの発生、木部の腐食、室内の臭いの原因となります。
月1回以上の換気を推奨します。
- 全ての部屋の窓を開ける
- 押し入れや収納も開けて空気を循環させる
- 特に梅雨時期・冬場は湿気が溜まりやすいので注意
② 水道の通水で下水臭を防ぐ
水を流さない期間が長いと排水トラップが乾き、室内に下水臭が逆流することがあります。
対策としては月1回程度の通水を。
- キッチン
- 洗面所
- 浴室
- トイレ
それぞれで1分ほど水を流すだけで問題を防ぐことができます。
③ 給湯器の管理(特に「水抜き」は絶対に重要)
空家管理で最も見落とされやすいのが、給湯器です。
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水抜きが必要な理由
冬場に給湯器内部の水が凍結すると、
内部破損→交換で数十万円というケースが珍しくありません。
空家では給湯器が使われないため、特に凍結リスクが高まります。
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基本的な水抜き手順(戸建の場合)
- 給湯器本体の電源を切る
- 給湯器下部の「水抜き栓」を開けて内部の水を抜く
- 室内側の給湯蛇口をひねり、圧力を逃がす
- 必要に応じて水道元栓も閉める
※マンションは構造により水抜き不可の場合もあるため、管理会社へ確認が必要です。
八王子は冬場の冷え込みが強く、毎年のように凍結事故が起きています。
空家で冬を越す場合は必ず水抜きを行うことをおすすめします。
④ 雨漏りの早期発見のためのチェック
空家は誰も住んでいないからこそ、雨漏りの発見が遅れます。
- 天井のシミ
- クロスの浮き
- 窓枠まわりの水跡
- ベランダ排水口の詰まり
これらを定期的に確認すると、劣化の進行を抑えられます。
⑤ 雑草・庭木の管理も必須
庭木が伸びすぎたり雑草が放置されると、
- 害虫発生
- 近隣トラブル
- 景観悪化
- 空家であることがさらに目立つ
といった問題につながります。
最低でも年2~3回の除草・剪定がおすすめです。
⑥ 郵便物を溜めない
ポストにチラシや郵便物が大量に溜まっていると、
「空家」であることが外から見てすぐ分かってしまい、不法侵入や放火につながる危険があります。
定期的に回収するか、管理を委託している場合は巡回サービスの利用も検討してください。
⑦ 売却を考えるなら“早めの相談”が有利
空家を維持するほど、以下のコストが積み重なります。
- 固定資産税
- 管理費用
- 修繕費用
- 老朽化による資産価値の低下
将来的に売却を検討されている場合は、
状態が悪くなる前にご相談いただく方が、高く売れる可能性が高いです。
【本ブログ監修者】
★柴田祐介(しばた ゆうすけ)
1981年生まれ。群馬県出身。大学卒業後、異業種を経て、その後不動産会社で八王子・町田・川崎にて16年間勤務。(在職期間中の2年間で、建築・デザイン専門学校にて認定単位取得後卒業)
【保有資格】宅地建物取引士、二級建築士、2級FP技能士、秘書検定2級、既存住宅状況調査技術者。
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