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相続人が複数いる場合の不動産売却の進め方

相続人が複数いる場合の不動産売却の進め方

相続した不動産を売却しようとしたとき、相続人が複数いるケースは決して珍しくありません。

むしろ実務では「相続人が1人だけ」という方が少ない印象です。

ただし、相続人が複数いる場合の不動産売却は、通常の売却よりも注意点が多いのが現実です。

今回は「何から始めればいいのか」「どこで揉めやすいのか」「スムーズに進めるためのポイント」

を分かりやすく整理します。

相続人が複数いる場合、勝手に売ることはできない

大前提として、相続人が複数いる不動産は、相続人全員の合意がなければ売却できません。

たとえ代表者が管理していたとしても、1人の判断だけで進めることはできないのです。

ここを理解せずに話を進めてしまうと、後々大きなトラブルにつながります。

まず最初にやるべきこと|相続人の確定

売却の第一歩は相続人を正確に確定させることです。

  • 戸籍を取り寄せる
  • 法定相続人を確認する
  • 相続関係図を作成する

これを曖昧なまま進めると、「聞いていない相続人が後から出てくる」という事態が起こりかねません。

次にやること|遺産分割協議を行う

相続人が複数いる場合、遺産分割協議が必要になります。

ポイントは、

  • 不動産をどうするのか
    • 売却する
    • 誰かが取得する
    • 共有のままにする

  • 売却する場合、売却代金をどう分けるのか

これらを相続人全員で合意することです。

合意内容は必ず「遺産分割協議書」として書面に残します。

不動産を売却する場合の一般的な流れ

相続人が複数いる場合の売却の流れは、次のようになります。

  1. 相続人の確定
  2. 遺産分割協議(売却することを決定)
  3. 相続登記(名義変更)
  4. 不動産会社へ売却相談
  5. 売却活動開始
  6. 売買契約・引き渡し
  7. 売却代金を相続人で分配

特に重要なのが③ 相続登記です。

名義が被相続人のままでは売却はできません。

よくあるトラブル① 意見がまとまらない

相続人が複数いる場合、最も多いのがこのケースです。

  • 売りたい人
  • 残したい人
  • 価格に納得しない人

皆様それぞれの感情が絡むため、話し合いが止まってしまうこともあります。

この場合、第三者(不動産会社・専門家)を間に入れることで、冷静な判断がしやすくなります。

よくあるトラブル② 代表者が勝手に話を進める

「長男だから」「管理しているから」という理由で、代表者が独断で話を進めてしまうと、

後から大きな問題になります。

売却条件・価格・タイミングなどは、必ず相続人全員で共有することが重要です。

スムーズに進めるためのポイント

相続人が複数いる不動産売却をスムーズに進めるためのポイントは3つです。

  • 早い段階で全員に情報共有する
  • 感情論ではなく、数字・事実を基準に話す
  • 専門家を上手に使う

特に最初の相談段階で方向性を整理することが、その後の流れを大きく左右します。

まとめ|相続不動産の売却は「段取り」が9割

相続人が複数いる不動産売却は、難しく感じるかもしれません。

しかし、

  • 正しい順番で
  • 丁寧に合意を取りながら

進めていけば、決して特別なことではありません。

「まだ売るか決めていない」「相続人同士で話がまとまっていない」

そんな段階でも、早めに相談して頂くことで選択肢は広がります。

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