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中古住宅のトラブルを防ぐ!インスペクションのチェック項目一覧

中古住宅の売却を検討している方の中には、

「建物の状態が不安…」
「雨漏りやシロアリがあったら売れないのでは…」
「古い家だけど、そのまま売って大丈夫?」

と感じている方が多くいらっしゃいます。とくに八王子エリアでは築20年以上の一戸建てが非常に多く、「建物の状態を心配する売主様」は増えています。

そんな不安を解消する方法のひとつが インスペクション(建物状況調査) です。

この記事では、不動産売却を検討している方へ向けて、インスペクションのチェック内容をわかりやすく一覧で紹介し、売却にどのように活かせるかを解説します。

 

1. インスペクションとは?

インスペクションとは、住宅の専門知識を持つ建築士などの第三者が建物の劣化状況を調査することを指し、「建物状況調査」とも呼ばれます。

国土交通省が定めた基準に基づき、住宅の主要構造部分や給排水設備などの状態を確認し、安全性や不具合の有無をチェックする公的性質の強い調査です。

2018年の宅建業法改正により、売買時に不動産会社は「インスペクションの説明」をすることが義務化されました。
それにより、近年は中古住宅でもインスペクションを取り入れた売却が増えています。

 

2. 売却でインスペクションが注目されている理由

不動産売却では、購入希望者から「建物の状態は大丈夫ですか?」と必ず質問されます。しかし外観だけでは判断できないため、不安を感じる買主は少なくありません。

インスペクションを実施することで、次のようなメリットが得られます。

✅売主のメリット

  • 建物の状態を事前に把握できる
  • 不具合の早期発見・対応で後のトラブルを防止
  • “安心材料”として販売に活かせる
  • 値引き交渉を防ぎやすくなる
  • 契約後の契約不適合責任リスクを軽減できることも

✅買主のメリット

  • 建物の状態を知った上で購入できるため安心
  • 修繕が必要な部分を把握でき、資金計画が立てやすい
  • 中古住宅でも品質が明確に

中古住宅の売買でトラブルが多いのは「建物の状態に対する認識のズレ」です。
インスペクションはそのズレを無くし、安心して取引を進めるための“信頼の証”になります。

 

3. インスペクションで確認するチェック項目一覧

インスペクションでは、見える範囲を中心に住宅の劣化や不具合を確認します。

✅主なチェック項目

チェック箇所主な確認内容
基礎ひび割れ・欠損・鉄筋露出
外壁ひび割れ・剥がれ・雨漏り跡
屋根ズレ・破損・雨漏りの可能性
小屋裏湿気・雨漏り跡・構造材の劣化
床下シロアリ・腐朽・カビ
室内床の傾き・建具の不具合
給排水水漏れ・錆・劣化
バルコニー防水層の劣化・雨漏りリスク

調査は「構造耐力上主要な部分」と「雨水の侵入を防止する部分」を中心に行われます。

次の章では、それぞれの項目を実例を交えてわかりやすく解説します。

4. よくある指摘事例とリスク解説

実際のインスペクションでは、築年数が古くなるほど何かしらの指摘が入ることが多いです。ただし、指摘=致命的な欠陥というわけではありません。

ここでは、中古住宅でよく見られる項目をわかりやすく紹介します。

✅よくある指摘例

指摘内容状況例リスク
基礎のヘアクラック幅1mm以下の細いひび割れ経年変化で多く見られる
外壁のシーリング劣化コーキングの割れ雨水侵入の原因になる
屋根のズレ台風後の瓦の動き放置で雨漏りのリスク
バルコニー防水劣化表面のひび割れ雨漏りしやすくなる
床下の湿気換気不足シロアリ被害の心配
給排水管の腐食古い鉄管水漏れの可能性

こうした内容は、どの中古住宅でも起こり得る経年劣化です。重要なのは、事前に把握し、買主に説明できる状態にすることです。

 

5. インスペクションでわかること・わからないこと

インスペクションは非常に有効な調査ですが、完璧な検査ではありません。

✅インスペクションで「わかること」

  • 目視できる範囲の劣化状況
  • 建物の傾きや雨漏り跡の有無
  • 水漏れ・設備不良の状態
  • 修繕が必要な箇所の有無

⚠️インスペクションで「わからないこと」

  • 壁の中の配管状態(非破壊調査のため未確認)
  • シロアリの全範囲調査(専門会社による別調査が必要)
  • 耐震性(耐震診断とは別)
  • 将来的な不具合の予測

「インスペクションをやれば完璧に安心」と誤解されがちですが、あくまで現状を把握する調査です。しかし、それでも 売却上の信頼度は大きく変わります。

 

6. 費用・所要時間・依頼先は?

項目目安
調査時間2~3時間程度
費用5万円〜10万円(戸建)
報告書作成追加費用がかかる場合あり
瑕疵保険適用調査追加3〜10万円程度

依頼は主に以下のどこかになります。

✅依頼先の例

  • 既存住宅状況調査技術者(建築士)
  • 建築士事務所
  • 瑕疵保険法人経由
  • 信頼できる不動産会社からの紹介

 

7. 売却に活かすインスペクション活用術

インスペクションは、単に調査して終わりでは意味がありません。売却活動にどう活かすかが重要なポイントです。

✅効果的な活用方法

  • 物件情報に 「インスペクション済み」 と掲載
  • 内見時に 報告書を提示して安心感UP
  • 価格交渉を防ぐ材料として使う
  • 瑕疵保険とセットで保証付き販売が可能になる

インスペクションを実施すると、買主からの信頼が高まり売却スピードが上がるケースが非常に多いです。

 

8. 八王子エリアでも増えているインスペクション活用

八王子は築20年以上の戸建が多く、土地が広い分、建物の老朽化が見られる地域も珍しくありません。実際に私たちのもとにも、

  • 「雨漏り歴がある家を売れるか不安」
  • 「古くても売れるように準備したい」
  • 「建物評価を下げずに売りたい」

というご相談が増えています。

インスペクションは、八王子の中古住宅市場でも非常に相性が良い売却戦略です。

 

9. まとめ

中古住宅の売却は「安心」がカギです。インスペクションは、

✅トラブル防止
✅値引き回避
✅安心感のある販売
✅売却期間の短縮

につながる、とても有効な方法です。

「やった方がいいのはわかるけど、どこに頼めばいいかわからない…」
という方もご安心ください。当社でも信頼できるインスペクターのご紹介が可能です。

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