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売却時 居住しながら内見対応が不安な売主様へ

内見は「頑張るイベント」ではなく「整える作業」
トーク力より 準備が9割 です。

はじめに|内見が不安なのは「普通」です

内見は、売主様にとって少し特殊な時間です。
知らない方が家に入ってくる。見られる。質問される。
気を遣う。片付けも大変。

不安になるのは当たり前です。

ただ、ご安心して下さい。
内見は「トーク力」や「完璧な演出」で決まるものではありません。

ポイントはたった一つ。
買主さんが“この家で暮らすイメージ”を持てる状態に整えること。
これさえ外さなければ、内見は怖くなくなります。

結論|内見成功の9割は「準備」で決まる

内見当日に頑張るより、前日までの段取りで勝負が決まります。

段取りについて

不要物を“隠す”より“減らす”

  • 迷う物は 「段ボールにまとめて封印」 でOK
  • 生活感はゼロにしなくていい(**“整っている生活感”**は安心材料)

ニオイと湿気を整える(最重要)

  • 換気:朝と夕方に 10分ずつ
  • 生ゴミは前日までに処分
  • 排水口(キッチン/洗面/浴室)を軽く洗う
  • ペット臭は布製品(カーテン、ソファ、ラグ)が原因になりやすい → 可能なら一時撤去もしくは消臭

明るく清潔に

  • 室内は明るく(照明ON、カーテン開ける)
  • 玄関・廊下だけでも 床が見える状態
  • トイレは清潔感が全て(便座・床・手洗い周り)

最後の仕上げ

  • 窓を少し開けて空気の入替
  • 洗面台は水滴を拭く
  • キッチンのシンクは空に
  • 玄関に靴を出しっぱなしにしない

片付けの優先順位|全部やらなくてOK

内見準備で疲れる原因は 「全部やろうとする」 ことです。
優先順位はこの順番で十分です。

  1. 玄関(第一印象)
  2. リビング(滞在時間が長い)
  3. 水回り(清潔感が評価に直結)
  4. 収納の入口(中身の量より“開けやすさ”)
  5. バルコニー/庭(外の印象は意外と残る)

※逆に、完璧を目指しても効果が薄いのは
「クローゼットの奥」「子供部屋の細部」「使っていない部屋の隅」などです。

「売主が在宅する・しない」問題|結論:どちらも正解

よくある悩みがこれです。
「内見中、家にいた方がいいの?」

在宅のメリット

  • 設備の質問に即答できる
  • 家の良さ(住み心地)を伝えられる

在宅のデメリット

  • 買主さんが遠慮して本音を言いにくい
  • “監視されている感じ”が出るとマイナス

おすすめは “基本は不在 or 別室待機” です。
ただし、物件や状況によって最適解は変わります。
(空家・居住中・ペット有・高齢の親御様が住んでいる等)

内見当日の「立ち位置」だけで印象は変わる

内見が不安な方ほど、当日がんばって説明しようとします。
でも実は、逆です。

売主様がやるべきことは“邪魔をしないこと”

  • ずっと付いて回らない
  • 話しかけすぎない
  • 聞かれたら丁寧に答える
  • 「良いところ」は短く一言で十分

買主さんは、自分のペースで見てイメージを作りたいんです。

内見者様からのよくある質問と回答

内見で緊張する原因は 「何を言えばいいか分からない」 こと。

内見者様からのよくある質問と回答をまとめてみました。

Q:なぜ売るんですか?

A「住み替え(家族構成/仕事/ライフプラン)の都合です。家自体に大きな不満があって、というよりは生活の変化が理由です。」
※“ネガティブな理由”を強く言いすぎないのがコツです。

Q:近隣はどうですか?

A「静かで、生活はしやすいです。時間帯によって雰囲気が違うので、気になる点があれば不動産会社からも補足しますね。」

Q:日当たりは?

A「午前(または午後)が入りやすいです。季節でも変わるので、普段の体感としては◯◯です。」

Q:修繕や不具合は?

A「把握している範囲は正直にお伝えします。気になる点は記録して、不動産会社経由で整理します。」
※ここは“盛らない”。信頼が上がります。

NG集|言うと損する一言(あるある)

⚠️ つい言いがちですが、避けたい一言です。

  • 「とりあえず早く売りたい」
  • 「本当は値下げしたくない」
     → 言うなら 不動産会社に先に共有して、対処策込みで説明                               ✅ 先に整理して“説明の形”にしておくのがプロのやり方です。

防犯・個人情報対策|これだけは守って下さい

内見対応で盲点になりやすい部分です🔐

  • 家族写真・表札・学校名が分かる物は目立たない位置へ
  • 貴重品(通帳・印鑑・鍵)は必ず別保管
  • クローゼットに現金や貴金属を置かない
  • 内見は基本「不動産会社同席」で行う

内見後にやること|“改善”ができると次が決まる

内見後は、疲れて終わり…になりがちですが、実はここが大事です。

  • どこで反応が良かったか
  • どこで止まったか(気にしていた所)
  • 何を質問されたか
  • 次回までに直せる点はあるか

これを不動産会社と共有すると、次の内見で成約率が上がります。

まとめ|内見は「頑張るイベント」ではなく「整える作業」

  • 完璧にしなくていい
  • 話し上手でなくていい
  • 買主さんが暮らしを想像できる状態に整える

これだけで、内見は十分うまくいきます。
「段取りが分かったから大丈夫」へ変えていきましょう👍

【本ブログ監修者】

柴田 祐介(しばた ゆうすけ)
1981年生まれ。群馬県出身。大学卒業後、異業種を経て、その後不動産会社で八王子・町田・川崎にて16年間勤務。(在職期間中の2年間で、建築・デザイン専門学校にて認定単位取得後卒業)

【保有資格】宅地建物取引士、二級建築士、2級FP技能士、秘書検定2級、既存住宅状況調査技術者。

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